2024年03月25日

中国地方で初、安全・便利な新世代の公衆無線LAN
「OpenRoaming(オープンローミング)」で
Wi-Fi環境を刷新し、旅館内のDX基盤として活用


【プレスリリース】
 報道関係者各位



株式会社Local24
2024年3月25日


 株式会社Local24(所在地:京都市中京区、代表取締役会長:廣瀬 丈矩、以下、「Local24」)は、安全で利便性の高い新世代の公衆無線LAN「オープンローミング」をゆのごう美春閣(所在地:岡山県美作市中山1144)にて、本日より提供を開始します。
本件は、中国地方で初の「オープンローミング」を全館でご利用いただける導入事例です。
Wi-Fi環境の刷新は、配膳ロボットなどDX化の基盤としても活用を期待しています。




 「オープンローミング」は、一度、接続設定をすれば、世界中の対応Wi-Fiに自動接続でき、新世代の安全な公衆無線LANとして、日本での普及が期待されています。
現状、日本で一般的な公衆無線LANは、場所が変わるとそのたびに、ログイン画面からWi-Fiへの接続設定が必要で、都度パスフレーズを入力しなければなりません。しかも、セキュリティ面でも、劣悪な状況でいつも盗聴やなりすましアクセスポイントのリスクに晒されており、ユーザーが自身で十分な注意を払わなければなりません。
これらの利便性を画期的に改善し、セキュリティ性能を高め、安全・安心して利用できるように進化したWi-Fiが、新世代公衆無線LAN「オープンローミング」です。
「オープンローミング」は、Wireless Broadband Alliance(WBA)による国際的なWi-Fi相互接続基盤であり、Passpointと呼ばれる技術を使用して、公衆Wi-Fiサービスを提供する事業者間でのシームレスな接続を実現する取り組みです。
具体的には、公共の場や商業施設、公共交通機関、学校、宿泊施設などに設置された公衆無線LANのアクセスポイントを、モバイル端末が自動で探知し、認証させる技術を利用しています。セキュリティ面では、強固な認証と通信暗号化を組み合わせて、通信傍受やなりすましといった危険を防ぐことができます。これにより、利用者は安全な環境で公衆Wi-Fiを利用できます。
さらに、事業者にとっては、安全で安定した通信環境をDXの基盤として活用し、デジタルサイネージによる各種案内や防犯監視カメラ、配膳ロボットなどの様々なソリューションが可能となります。

 また、Local24は、オープンローミングとeduroam(エデュローム)※1を同時に提供するソリューションで、eduroamからオープンローミングへのシームレスな発展を推進するとともに、国際標準である新世代の公衆無線LAN「オープンローミング」の普及促進に貢献してまいります。

※1:eduroam(エデュローム)
eduroam(Education Roamingの略)は、世界中の教育機関や研究機関で提供されている無線ネットワークサービスです。このサービスを利用することで、大学や研究機関などの参加機関の学生、教職員、研究者は、自分の所属機関と提携している他の参加機関のキャンパスや研究施設などで、セキュアな無線ネットワークに簡単に接続することができます。

Local24 は、京都⼤学、東北⼤学、国⽴情報学研究所と共同で、国⽴研究開発法⼈情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)) Beyond 5G研究開発促進事業 委託研究課題 JPJ012368C04401(国際共同研究型プログラム)で、「次世代公衆無線 LANローミングを⽤いたオープンかつセキュアな Beyond 5G モバイルデータオフローディング」の研究開発を行うとともに、OpenRoaming(オープンローミング)は国際的なWi-Fi接続の標準を確立し、セキュリティと利便性の両面で公衆Wi-Fiサービスを向上させることを目指しています。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Local24 担当:黒沢
〒:604-8064
住所:京都府京都市中京区骨屋之町550−2
TEL :075-275-8541 FAX: 075-275-8542
E-Mail:info@local24.jp
企業サイト: https://www.local24.co.jp