2024年03月18日

京都の中心地や嵐山で安全・便利な新世代の公衆無線LAN
「OpenRoaming(オープンローミング)」を提供

【プレスリリース】
報道関係者各位

株式会社Local24
2024年3月18日


株式会社Local24(所在地:京都市中京区、代表取締役会長:廣瀬 丈矩、以下、「Local24」)は、安全で利便性の高い新世代の公衆無線LAN「オープンローミング」を旅館こうろ(所在地:京都市中京区堺町通六角北東角)、渡月亭(京都市西京区嵐山中尾下町54-4)にて、2023年12月1日から提供を開始しています。

オープンローミングは、一度、接続設定をすれば、世界中の対応Wi-Fiに自動接続でき、新世代の安全な公衆無線LANとして、日本での普及が期待されています。
現状、日本で一般的な公衆無線LANは、場所が変わるとそのたびに、ログイン画面からWi-Fiへの接続設定が必要で、都度パスフレーズを入力しなければなりません。しかも、セキュリティ面でも、劣悪な状況でいつも盗聴やなりすましアクセスポイントのリスクに晒されており、ユーザーが自身で十分な注意を払わなければなりません。
これらの利便性を画期的に改善し、セキュリティ性能を高め、安全・安心して利用できるように進化したWi-Fiが、新世代公衆無線LAN「オープンローミング」です。

オープンローミングは、Wireless Broadband Alliance(WBA)による国際的なWi-Fi相互接続基盤であり、Passpointと呼ばれる技術を使用して、公衆Wi-Fiサービスを提供する事業者間でのシームレスな接続を実現する取り組みです。

具体的には、公共の場や商業施設、公共交通機関、学校、宿泊施設などに設置された公衆無線LANのアクセスポイントを、モバイル端末が自動で探知し、認証させる技術を利用しています。セキュリティ面では、強固な認証と通信暗号化を組み合わせて、通信傍受やなりすましといった危険を防ぐことができます。これにより、利用者は安全な環境で公衆Wi-Fiを利用できます。さらに、一度モバイル端末で設定を行えば、以後は手間なしで公衆無線LANに接続できるため、利便性も向上します。オープンローミングは国際的なWi-Fi接続の標準を確立し、セキュリティと利便性の両面で公衆Wi-Fiサービスを向上させることを目指しています。

Local24は、オープンローミングとeduroam(エデュローム)※1を同時に提供するソリューションで、eduroamからオープンローミングへのシームレスな発展を推進するとともに、国際標準である新世代の公衆無線LAN「オープンローミング」の普及促進に貢献してまいります。

なお、本「オープンローミング」の社会実装には、「京都府スマートけいはんな実証促進事業補助金」を一部活用しています。

宿泊者アンケートでは、「オープンローミング」を知らなかったという回答が半数以上となりましたが、接続を行った方からは、画面の指示に従って簡単に登録でき、館内のどこでもすぐに接続でき、インターネットの速度にも満足との回答が得られました。

※1:eduroam(エデュローム)
eduroam(Education Roamingの略)は、世界中の教育機関や研究機関で提供されている無線ネットワークサービスです。このサービスを利用することで、大学や研究機関などの参加機関の学生、教職員、研究者は、自分の所属機関と提携している他の参加機関のキャンパスや研究施設などで、セキュアな無線ネットワークに簡単に接続することができます。

なお、本実証実験は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))の委託研究(JPJ012368C04401)により得られた成果を活用しています。




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Local24 担当:黒沢
〒:604-8064
住所:京都府京都市中京区骨屋之町550−2
TEL :075-275-8541 FAX: 075-275-8542
E-Mail:info@local24.jp
企業サイト: https://www.local24.co.jp