2024年02月15日

京都の主要な観光玄関口で安全・便利な
新世代の公衆無線LAN「OpenRoaming」の実証実験を開始


【プレスリリース】
 報道関係者各位



一般社団法人 京都スマートシティ推進協議会
新世代公衆無線LAN(OpenRoaming)の普及ワーキンググループ
株式会社Local24
シスコシステムズ合同会社

2024年2月15日


一般社団法人 京都スマートシティ推進協議会(所在地:京都市下京区)及び、新世代公衆無線LAN(OpenRoaming)の普及ワーキンググループは、株式会社Local24、シスコシステムズ合同会社ほかの参画のもと、安全で利便性の高い新世代の公衆無線LAN「OpenRoaming」を京都府の主要な観光玄関口や交通結節点に設置されているデジタルサイネージ9か所で提供する実証実験を2024年1月22日から開始しました。

 OpenRoamingは、⼀度、接続設定をすれば、世界中の対応 Wi-Fiに自動接続でき、新世代の安全な公衆無線LANとして、日本での普及が期待されています。
 現状、日本で⼀般的な公衆無線 LANは、場所が変わるとそのたびに、ログイン画面から Wi-Fiへの接続設定が必要で、都度パスフレーズを入力しなければなりません。しかも、セキュリティ面においても、劣悪な状況でいつも盗聴やなりすましアクセスポイントのリスクに晒されており、ユーザーが自身で十分な注意を払わなければなりません。
 これらの利便性を画期的に改善し、セキュリティ性能を⾼め、安全・安⼼して利⽤できるように進化したWi-Fiが、新世代公衆無線LAN「OpenRoaming」です。

 OpenRoamingは、Wireless Broadband Alliance(WBA)による国際的なWi-Fi相互接続基盤であり、Passpointと呼ばれる技術を使⽤して、公衆Wi-Fiサービスを提供する事業者間でのシームレスな接続を実現する取り組みです。
具体的には、公共の場や商業施設、公共交通機関、学校、宿泊施設などに設置された公衆無線LANのアクセスポイントを、モバイル端末が⾃動で探知し、認証させる技術を利⽤しています。セキュリティ⾯では、強固な認証と通信暗号化を組み合わせて、通信傍受やなりすましといった危険を防ぐことができます。これにより、利⽤者は安全な環境で公衆Wi-Fiを利⽤できます。さらに、⼀度モバイル端末で設定を⾏えば、以後は⼿間なしで公衆無線LANに接続できるため、利便性も向上します。OpenRoamingは国際的なWi-Fi接続の標準を確⽴し、セキュリティと利便性の両⾯で公衆Wi-Fiサービスを向上させることを⽬指しています。


京都ビッグデータ活⽤プラットフォームにて活動中の新世代公衆無線LAN(OpenRoaming)の普及ワーキンググループでは、新世代の公衆無線LAN「OpenRoaming」を全国に普及させる活動の⼀環として、本実証実験を実施します。本実験は、京都府、公益財団法⼈京都⾼度技術研究所(ASTEM)、シスコシステムズ合同会社、および株式会社Local24が参画し、実施しています。


なお、本実証実験は、国⽴研究開発法⼈情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティ ー))の委託研究(JPJ012368C04401)により得られた成果を活⽤しています。

【デジタルサイネージの設置場所】
京都パブリックデジタルサイネージについて
https://smart-kyoto.or.jp/about_signage/




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Local24 担当:黒沢
〒:604-8064
住所:京都府京都市中京区骨屋之町550−2
TEL :075-275-8541 FAX: 075-275-8542
E-Mail:info@local24.jp
企業サイト: https://www.local24.co.jp